
瞑想の実習において、最も大切なことは何か?といいますと、真理・真実を求める心(意欲)といわれています。
仏教では、この心を「発菩提心(ほつぼだいしん)」あるいは「発心(ほっしん)」といい、キリスト教では「回心(かいしん)」といっていますね。
原始仏教では、実はサラっと伝えているところがあります。
けれども大乗仏教になりますと、発菩提心・発心を非常に重要視しています。
またキリスト教でも「回心」を非常に重視しています。
キリスト教の神秘主義では、「回心体験」といって、自然の中に神々しさを感じたり、普段見ている景色が鮮やかに見えたり、神からの声が聞こえたり、神のヴィジョンを見たり、あるいは崇高な念を強く打たれたり、愛を感じるといった神秘体験をすることで、強烈な「回心」となることが、数多く伝えられています。
またこのような「回心体験」をすることで、激烈・熱烈に真理・真実、神を求めるようになった修道士たちの手記や伝承も残っています。
発菩提心・発心、回心。
これらは宗教における専門用語になりますが、もっとわかりやすくいいますと、悟りを求める心であったり、神との一体を求める心。あるいは高次の意識、高次の愛、真我(本当の自分)、永遠の生命、崇高な精神などなど。
こうした高い精神性を希求する心を「発菩提心・発心、回心」といっています。
特に激烈、熱烈、恋い焦がれるような燃えるような求道心がありますと、誰から言われることなく、自ずと道を求めていくようになります。
そうして、さ迷いながらも、試行錯誤を続けながらも、一人黙々と道を求めるようにもなってまいります。
飽くなき探求心、尽きることの無い求道心があると、いつかどこかで必ず開眼・開花していくようにもなりますね。
で、熱烈な発菩提心・発心、回心が仮になくても、意欲がありますと、瞑想実習をずっと続けてゆくこともできるようになりますね。
また瞑想を続けていきますと、発菩提心や回心も高まってまいります。
瞑想実習において「継続が大事」と昔から言われていますが、これはまさに「発菩提心」「回心」に通じることだったりします。
継続は大切、意欲は大切。
瞑想実習においては、この心がもっとも大切だなあと思います。
真理・真実、より高い心を求める心は大切ということですね。
瞑想では意欲・熱量が大切
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