心を癒し成長に役立つ「気付きの瞑想」。「気づきの瞑想」はテーラワーダ仏教に伝わる瞑想です。今ではマインドフルネスとして紹介されています。マインドフルネスのルーツが「気づきの瞑想」です。このブログでは、社会貢献を目的とした情報を発信し、静岡県浜松市で開催している瞑想会、勉強会のほか、瞑想、マインドフルネス、ボディワーク、気功、ヒーリングなど、ジャンルにとらわれず、役立つ情報を紹介しています。

発菩提心・回心は大切

発菩提心・回心は大切

瞑想の実習において、最も大切なことは何か?といいますと、真理・真実を求める心(意欲)といわれています。

仏教では、この心を「発菩提心(ほつぼだいしん)」あるいは「発心(ほっしん)」といい、キリスト教では「回心(かいしん)」といっていますね。

原始仏教では、実はサラっと伝えているところがあります。

けれども大乗仏教になりますと、発菩提心・発心を非常に重要視しています。

またキリスト教でも「回心」を非常に重視しています。

キリスト教の神秘主義では、「回心体験」といって、自然の中に神々しさを感じたり、普段見ている景色が鮮やかに見えたり、神からの声が聞こえたり、神のヴィジョンを見たり、あるいは崇高な念を強く打たれたり、愛を感じるといった神秘体験をすることで、強烈な「回心」となることが、数多く伝えられています。

またこのような「回心体験」をすることで、激烈・熱烈に真理・真実、神を求めるようになった修道士たちの手記や伝承も残っています。


発菩提心・発心、回心。

これらは宗教における専門用語になりますが、もっとわかりやすくいいますと、悟りを求める心であったり、神との一体を求める心。あるいは高次の意識、高次の愛、真我(本当の自分)、永遠の生命、崇高な精神などなど。

こうした高い精神性を希求する心を「発菩提心・発心、回心」といっています。


特に激烈、熱烈、恋い焦がれるような燃えるような求道心がありますと、誰から言われることなく、自ずと道を求めていくようになります。

そうして、さ迷いながらも、試行錯誤を続けながらも、一人黙々と道を求めるようにもなってまいります。

飽くなき探求心、尽きることの無い求道心があると、いつかどこかで必ず開眼・開花していくようにもなりますね。


で、熱烈な発菩提心・発心、回心が仮になくても、意欲がありますと、瞑想実習をずっと続けてゆくこともできるようになりますね。

また瞑想を続けていきますと、発菩提心や回心も高まってまいります。


瞑想実習において「継続が大事」と昔から言われていますが、これはまさに「発菩提心」「回心」に通じることだったりします。

継続は大切、意欲は大切。
瞑想実習においては、この心がもっとも大切だなあと思います。

真理・真実、より高い心を求める心は大切ということですね。


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