気付きの瞑想・マインドフルネス・あるがまま【浜松市】

さて、２０１９年１０月２０日（日）は、
掛川市の正法寺において瞑想リトリートを開催。
掛川市 正法寺／お寺で一日瞑想リトリート～１０月２０日（日）

今回は、「始まりの時間と終わりの時間」だけは決めているものの、
リトリートの中身そのものは、参加者自身の裁量で自由に行っていく
「自主型のリトリート」です。

また正法寺の戸田住職のご厚意によって、
お寺の敷地内を自由に使用することができます。


９時に集合。
で、９時半スタート。
終了は１５時。
正味５時間半。

どういった瞑想をするのかなどは、各自の裁量。
好みの瞑想や得意な瞑想をしていただきます。
自由にです。

プレゼンス系。
ハート系。
ビーイング系。
テーラワーダ系。
ヨーガによるプレゼンス系。
各人の得意や好みによって、ご自由にやっていただきます。

瞑想する時間も、各人の裁量。
休憩時間も各人のペース。
昼食を摂るのも各人のペースで。
あるいは、参加する時間も各人の自由。

ただし、リトリート中は、必要なこと以外は、
おしゃべりを慎んでいただきます。
自分と向き合います。
自己観察。

開始と終わりの時間だけを決めて、
その他のことのすべては、参加者自身にゆだねるやり方ですね。

お寺の境内の敷地内ならば、本堂でも、外でも、
どこでも瞑想ができます。




しかしながら今回は、「歩く瞑想（歩行瞑想）」をイチオシ。
というのも、歩行瞑想は、瞑想会ではたっぷりと行われることは少なく、
１時間以上、歩く瞑想をすることは、ほとんどない印象だからですね。

また歩行瞑想は、ビーイング系の瞑想でもあって、
丹田力とも連動する強い瞑想の力を培い、禅定力に連なります。
知性の絡んだ頭部系のプレゼンス（気づき）では得られない
瞑想の力が得られます。

こうした自由形のリトリートでは、歩行瞑想も好きなだけできますし、
１時間以上の歩行瞑想もできます。

そういうのもあって歩行瞑想をイチオシ。




朝９時半に始まって、太陽も傾きかけてきた１５時。
１５時になった時点で、リトリートは終了。

シェアリングの時間ですね。
ようやく久しぶりに、参加者も口をひらき、
話しをしはじめます。
感想もそれぞれ言っていただきました。

で、こうした「始まりの時間と終わりの時間」だけを決めた
「自主型のリトリート」は、
・時間に縛られることがないためやりやすい。
・自分のペースでできる
・自分に合った瞑想ができる
・苦手な瞑想をし続けることによる苦痛を感じることがない
・あっという間の半日だった
・もっと長くてもいいかも
・瞑想を日頃から行っている人には、このスタイルがいい
・すごくいい
などの感想が出ました。
こうした自主型リトリートはよさそうです。

また、「自宅で一人で行う場合は、時間を無駄に使ってしまうかのような
罪悪感にとらわれることもあるので、こうしたリトリートに参加するのはいい」
といった感想も。

実際にやってみると、「やっぱりそうなんだんあ」と思います。

瞑想経験のある人にとっては、
自分で管理しながら行うやり方もよさそうです。

またリトリートに参加することで、日々の瞑想を続ける
モチベーションへの刺激にもなります。
善き仲間への醸成にもつながるかと思います。

リトリートということをきっかけに、
善きエネルギーフィールドを形成していくことができれば、
言うことがありません。


あと今回は歩行瞑想に、じっくりと取り組んでみることをおすすめいたしましたが、
じっくりと行うと、意外な発見があったりして、歩行瞑想の価値といいますか、
あまり省みられていない重要性が浮かび上がってきます。

歩行瞑想を長時間行うことで、足の裏の感覚が鋭敏になって、
あまり意識しなくても、地面への着地、離れる感覚がはっきりしてくるなど、
プレゼンス（気づき）とビーイング（禅定に連なる瞑想力）の両方が
培われるのではないかという気づきも。
上半身系の瞑想とは違う作用や効果があることが実感されます。




リトリートといいますと、瞑想を開始する時間が決まっていて、
１時間瞑想するとか、休憩は何分とか、瞑想するやり方も
大抵、全て決まっています。

しかしながら実際のところは、瞑想のやり方、取り組み方、瞑想時間に関しては、
個々人に適したところもありますし、その個体差に即した有り様も
また大事ではないかと思うところがあって、今回の試みをしてみました。

今回のように、リトリートが始まる時間と、終わる時間だけを決めて、
あとは参加者の裁量に任せるやり方は、思っていた以上によさそうです。

次回は、もう少し時間を長くしてみるとかも取り入れて、
こうした自主型のリトリートを開催してまいりたいと思います。